当山は證誠山(しょうじょうざん) 善正院 西蓮寺と号し、本尊は阿弥陀知来で、桃山様式です。証空上人により再興された経緯から、西山国師〜せいざんこくし〜(証空上人)霊場第三番札所となっており、関西、関東方面各地より一般参詣者また御朱印巡りの方々が、訪れています。
中世に遊蓮房円照上人、善恵房証空上人、崇譽徳瀛上人らの高僧たちが西蓮寺で法縁を結び、このような由緒をもつのは、地方の一寺院としては稀であり古刹にふさわしい寺暦を伝えています。
西山国師十六霊場 第三番
西山国師十六霊場(せいざんこくしじゅうろくれいじょう)は、西山浄土宗、浄土宗西山禅林寺派、浄土宗西山深草派の浄土宗西山三派の祖で、法然の高弟である証空(西山国師あるいは西山上人ともいう)ゆかりの寺社21箇所(札番付き寺院の数は16)を巡る霊場巡拝です。
1232年貞永元年、証空上人が諸国巡拝の途、当地により、草が生い堂宇が傾き荒れた古跡を惜しみ堂宇の再建を発願し、日夜、四方に浄財の喜捨を乞い、これによって、貞永ニ年に再興され、信濃に念佛を広める浄土宗寺院の一翼となったことから、当山は第三番霊場として今に至っています。